こんにちは。みづパパです。都内の不動産会社で働いている40代会社員です。お客様に「どのような家をお探しですか?」と質問して比較的多い回答がこちら「資産性のある家が欲しいです!」。資産性と聞くとざっくりしてますが[資産性]と似たフレーズはよく出てきます。
資産性という言葉の中にはそれぞれの解釈がありますので、今回の記事では[資産性]🟰[価格の落ちにくい]ということを前提としてお伝えしていきます。そのような物件を購入するにはどう選べばいいでしょう。数多くの物件を見てきた経験からお伝えしていきたいと思います。
立地の良さ
立地の良さはとても重要で今までの記事の中でも述べてきました。理想は駅から歩いて10分圏内がひとつの目安になるでしょうか。将来の売却も視野に入れている場合には、なおさら駅からの距離は近いに越したことはありません。また各駅停車のみの駅よりも急行が停車する駅であれば将来的にも価格は落ちにくいです。
こういった事例もあります。築後50年のマンションAとB。傍から見れば築年数の経過した旧耐震マンションです。Aのマンションは2路線利用できる急行停車駅から徒歩5分の駅距離が売りで、一方のBのマンションは大手施工の駅から徒歩20分以上のマンションで大手のブランド力が売りです。Aのマンションは分譲価格よりも高く売却され、Bのマンションは分譲時価格の半値でも売却ができず安い価格で売却。こんな事例が実際にありました。これを見たとき私は、いかに立地が大切かを認識しました。なるべく立地は選ぶ際の大切な指標にしてください。

個性的すぎない間取り
間取りも大事ですね。建売り住宅やマンションは多くの方に支持を受けやすい間取りが多いです。そのため売却に出した際も反応がいい傾向があります。これとは反対に注文住宅では、稀に個性的すぎる間取りを目にすることがあります。個人的な感想として「これは売却するの厳しいな。。。」と感じてしまう物件も中にはあります。注文住宅が完成したときは満足度が高いのですが、いざ売ろうとしたときに個性的な間取りは売りにくいケースもあります。
個性的な間取りであっても、これがマンションであればフルスケルトンにして間取りを変更することも可能です。ただし戸建ての場合、構造上の問題で変更したい間取りにできない場合があります。繰り返しになってしまいますが、資産価値を考えるのであれば、特徴的な間取りは避け、オーソドックスな間取りにいかないまでも、使い勝手の良い間取りを検討するのが無難だと思います。

建物、マンションのブランド力
一戸建てであれば、大手ハウスメーカーや高級建売り業者が分譲した建物。マンションであれば、三井不動産のパークマンションシリーズや三菱地所のザ・パークハウスシリーズなど、ブランド力のあるマンションは資産価値が落ちにくいです。
高級シリーズを売りにしている新築戸建てやブランド力のあるマンションに言えることですが、そもそも分譲時のコンセプトとして高価格帯のお客様をターゲットにしています。そのため、比較的立地も良い場所であることが多いです。そうなると資産価値は落ちにくい傾向はあります。そういった物件を選択するのも一つ方法として良いかもしれません。

まとめ
今回は資産価値の落ちにくい家を選ぶ方法を記事にしました。資産価値=価格の落ちにくいを前提にお話ししてきましたが、もっと大切にして欲しいことは売却する時期です。私の扱っている世田谷区・目黒区・大田区を例に挙げると10年以内に買った人は、今売ろうとすれば大半の物件は購入価格よりも高く売れると思います。それだけ市況が良い時期でした。正直なところ、いろいろな事情も絡むので売却時期を選ぶのはなかなか難しいことです。今の時期に売却して良いのかどうか把握しておくためにも、可能であれば毎年簡易査定をしておくと相場も把握できて良いと思います。好意にしている不動産会社にも相談してみると良いかもしれません。今回の記事を住宅購入の参考にしてもらえるとうれしいです!
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