こんにちは。みづパパです。都内の不動産会社に勤務しています。
売買仲介の仕事をしていると、住宅ローンについての質問を数多く受けます。どこの銀行がいい?変動金利と固定金利はどちらを選べばいい?などなど。
今回の記事は、金利や銀行を選ぶ前にまず知っておきたい、住宅ローンの基本的なことについて解説しています。そのうえで金利や借入先を選択する際のご参考になればうれしいです。
住宅ローンの[金利]種類
まず住宅ローンを借入するときの金利の種類についてです。
他にもありますが、お客さんの多くは下記の3ついずれかで借りるパターンがほとんどです。
○変動金利型
融資される金利は低いですが、文字通り変動リスクのあるタイプです。各金融機関では2.675%の店頭金利から優遇金利幅を差し引いて、実質0.4%から0.5%で融資してもらえるケースが多いです。
利上げ前は、変動金利型を選択する人が圧倒的に(9割ほど)多かったです。現在は金利が上がることもあり、固定金利型と併用するケースが増えている印象です。
○固定金利型
金融機関ごとで商品は違いますが、2年・5年・10年・20年・全期間というように、選択期間は金利は一定です。
融資の金利は、変動金利よりも高いですが金利上昇のリスクは抑えられます。
固定期間が長いほど金利は高いので、どの商品を選ぶかはライフプランと照らし合わせて検討してください。
○ミックス返済
ミックス返済はあまり聞き慣れないかもしれませんが、下記のような返済をする場合をいいます。
・変動金利➕固定金利
・変動金利➕全期間固定
・固定金利➕全期間固定
先日、ある都市銀行の方とお話ししましたが、金利が上昇したこともあり、ミックス返済を選択する人も増えてきたと聞きました。
5000万円を借りた場合に、変動金利・固定金利をそれぞれ2500万円ずつといった感じです。
リスクを分散する方法の一つとして検討しても良いかもしれません。

住宅ローンの[借入先]種類
○民間金融機関
都市銀行、地方銀行、ネット銀行などが挙げられます。
各金融機関ごとに審査の基準が異なります。
借入れするお客様側も金利の低さ、団信の手厚さ、諸費用の安さなど求める観点が違います。
金融機関ごとに強みがありますので、ローン審査を打診する際には複数の金融機関にあたってみてください。
○フラット35
フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して融資する35年固定のローンです。
特徴として、借入れ時の金利のまま金利上昇のリスクなく借入れできます。
また団体信用生命保険が任意という部分も民間金融機関の住宅ローンと異なる点です。

団体信用生命保険
民間金融機関で住宅ローンを組む場合、加入が必須になります。
一般の団信に加え、三大疾病や八大疾病等の団信もあります。借入れ金利はやや高くなりますが、何かあったときに備えて入るお客様もいます。
あくまでも今現在入っている保険と照らし合わせて、疾病付団信にした方がいいのか、よく相談して決めるのが賢明です。
過去に病気や手術歴があり、一般団信への加入が難しい場合には、ワイド団信といった商品もあります。
金利は0.3%上がりますが、試してみる価値は十分あります。
また、各銀行で団信(ワイド含)の取扱い保険会社が異なります。
私のお客様でもA銀行は✖️で、B銀行は○だったというケースもありました。
諦めずにトライしてみましょう。
もしダメだった場合、フラット35は団信加入が任意です。
物件がフラット35の基準に適合していれば、そのような方法が取れます。
選択肢の一つとして、検討してみてください。

まとめ
今回は住宅ローンの基本的なことを説明しました。上記に挙げた以外に金利の種類や借入先は様々あります。
あくまでも現場の目線から、お客様が多く選択するものを例にして取り上げてみました。
ご参考までに私自身は住宅ローンを都市銀行で借入れ、変動金利を選択しました。
今後も住宅購入の参考になることをお伝えしていきますので、よろしくお願いいたします。
ご購入の参考になればうれしいです!
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